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平和って⁉

今年は、戦後80年という節目の年です。
まんぼう小規模保育園でも、戦争って⁉、平和って⁉と考える機会をいただきました。
まんぼう小規模保育園も属しているくじらグループは、長崎が発祥の地です。
戦争についてもたくさんの思いを持っているのです。
まんぼう小規模保育園の壁も「ゲルニカ」に因んで平和を祈って作られました。
今年は、戦争や平和に関する絵本に、たくさん触れる機会がありました。
まんぼう小規模保育園の子どもたちは、0~2歳児の子どもたちなので、内容が少し難しいかな…と思い、一番大きいまんぼう組(2歳児)の子どもたちに1冊の絵本を読んでみることにしました。

最初のページがグレーの飛行機の絵から始まります。
それだけで子どもたちも何かを感じ取ったのか、静かに真剣な表情で見ていました。


戦争、爆弾、破壊、平和…と聞き慣れない言葉が出てくるのでどう話そうかと悩みましたが、絵を見ていた子どもたちにはその絵だけで何か伝わることがあったようでした。


みんなでごはんが食べられる、みんなと保育園で遊んだり歌を歌ったりできる、「いやだ」と言える、「ごめんなさい」と謝れる、思いっきり遊べる、ぐっすり眠れる…当たり前にできているけれど、戦争が起こるとその当たり前のことができなくなるんだということを話しました。
命は一つしかないものだから、人を殺したり殺されたりしてはいけない…武器を持ってはいけない…と。
子どもたちにとってはピンとこない難しい話になっているから、わからないかなぁと心配しながらもストレートに伝えました。思った以上に真剣にじっと聞いていて驚いたくらいです。
はっきりした内容はわからなくても、感じるものはあるんですね。
大好きな人と一緒にいることは幸せだね。
みんなが生まれてきたことが平和なんだよ…と伝えると、大きくうなづき、緊張した表情が緩みました。
少しでも、平和であることのありがたさ、幸せなんだということが伝わっているといいなぁと思いながら話を終えました。